2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
『京王線沿線の吸血鬼伝説』 『直立魚類上・下』 『生首の正しい飼い方』 『自殺のススメ』 『古木探検』 『不思議昆虫図鑑』 『珍妙昆虫図鑑』 『陳氏菜経』 『邪馬台国は火星にあった!』 『古墳の呪的文様』 『木を巡る対立』 『海竜祭の民俗』 『加美島…
茅原華山の『内観』(大正9年4月創刊)における異色の執筆者について、「知恩寺の古本まつりで三密堂書店から茅原華山の雑誌『内観』を - 神保町系オタオタ日記」で紹介した。『民本主義の論客茅原華山伝』(不二出版、平成14年12月)の著者茅原健氏は、そのうち高…
明日『ユリイカ』12月号の「特集偽書の世界」が出るようだ。私は一時期偽書、特に竹内文献等の超古代史物にハマっていたので、『歴史読本』の特集や原田実氏*1の著作は必ず買っていた。最近は、あまり関心もなくなり関係書もほとんど買わなくなってしまったが…
やはり『洛味』(洛味社)は、重要な雑誌ですね。「千里眼事件の最中に「京大光線」を発見した京都帝国大学の学生三浦恒助のその後 - 神保町系オタオタ日記」で言及した「京大光線」を「発見」しちゃった三浦恒助の経歴のうち京都市立美術工芸学校の嘱託教諭は、『洛味…
「秋田県立秋田図書館横手分館旧蔵の『秋田考古会々誌』(秋田考古会)ーー柳田國男が顧問を務めた秋田考古会ーー - 神保町系オタオタ日記」で言及した『秋田考古会々誌』(秋田考古会)の2巻1号,昭和3年2月中の「余白録」に注目すべき記述があった。 (略) 田圃の中…
昭和26年11月に日本出版協会が主催した読書週間記念の「内外諸名家秘蔵珍稀本展」については、「『読書週間記念内外諸名家秘蔵珍稀本展出陳目録』 - 神保町系オタオタ日記」で紹介したところである。あらためて、出品者名を挙げると、 木村毅 小倉重勝 内藤政勝(…
知恩寺秋の古本まつりの成果。いつも100円均一台でお世話になっている三密堂書店から『内観』を2部、各500円。「内観法」の「内観」かと手にとったが、そうではなかった。茅原華山らが出していたタブロイド判の雑誌である。初めて見たので、購入。27号,大正11年6…
百萬遍知恩寺秋の古本まつりで、玉城文庫が3冊500円コーナーに『洛味』を大量に出していたので、目次を見て良さげな分だけ購入。竹中郁執筆の号も数冊あったが、それだけで買うのは止めておいた。市会にまとまって出たらしいが、幾つの書店に分かれて納まっ…
林哲夫氏の好著『喫茶店の時代:あのとき こんな店があった』(ちくま文庫)に、「明治二一年(一八八八)に上野(東京下谷西黒門町)に開店した「可否茶館(ルビ:カヒーさかん)」を日本最初の珈琲店だとするのが定説である」とある。この可否茶館は、明治21年4月に鄭…
10月20日の京都新聞第1面に驚いた人も多いだろう。「『人文書院』前身は霊術団体」とか「『日本心霊学会』の資料発見」というおどろおどろしい見出しが躍る。お馴染みの樺山聡記者の記事である。日本心霊学会の資料が人文書院から見つかったこと自体は既報である…
石曽根民郎(いしぞね・たみろう)という人物は前から気になっていた。「阪神百貨店夏の古書ノ市で見つけた板祐生の『杏青帖』 - 神保町系オタオタ日記」では、板祐生孔版蔵書票の会会員。「青田寿美『蔵書印の話』を夢見る頃ーー小谷方明『蔵書印の話』を読んで…
笠木良明の大亜細亜建設社と仏教者との関わりについては、「近代の仏教者達と国家主義団体大亜細亜建設社ーー笠木良明のもとに集まる多田等観・山辺習学・足利浄円・中井玄道ーー - 神保町系オタオタ日記」で紹介したところである。その中で伊藤武雄『満鉄に生…
11月10日京都新聞の連載「京都古書の森案内」第15回(万代憲司記者)に紫陽書院が登場 。鎌倉麻里さんが、平成5年左京区茶山に開業*1。その後、夫が大阪で開いていた古書店*2が立ち退きとなったため、蔵書と屋号を引き継いで平成7年から紫陽書院として営業してい…
百萬遍知恩寺秋の古本まつりでは色々珍しいものが買えたので、追々紹介していきたい。今回は、玉城文庫の3冊500円コーナーで見つけた『比叡山』17巻186号(比叡山発行所、昭和15年3月)。同誌は数冊出ていたが、今井常吉「叡山文庫所蔵記録の分類及閲覧に関して…
京都における近代仏教関係のエピソードを、取りあえず『京都府百年の年表 6宗教編』(京都府、昭和45年3月)で読んでみた。先ずは、「五色園の森夢幻が京都に計画していた万国史蹟宗教公園 - 神保町系オタオタ日記」で紹介した現八幡市における万国史蹟宗教公園…
10月17日の日経新聞朝刊掲載の出久根達郎「書物の身の上」に、『右門捕物帳』の佐々木味津三が欠かさず出席していた泊鴎会が出ていたという。私は全然知らなかったのだが、これを見られた某先生が「泊鴎会」を検索して、拙ブログ「馬場孤蝶の泊鴎会 - 神保町系オ…
明治期に絵草紙屋が新刊雑誌も販売した時期があったという。今回、日記中にその実例を発見したので紹介しておこう。 (明治二十五年四月) 九日 (略)不覚柳町の雑誌屋まで行きぬ。雑誌屋にて古き国民之友二三冊買ひ求め、(略)途中八銭五厘を出して、新しき国民…
宮本常一の日記*1昭和26年5月29日の条に謎の人物が登場する。 (昭和26年) 5.29。火.(略)人文科学研究所にゆく。柴田、長玄[←?]、水野、貝塚、今西、天野、桑原氏ら来る。今西氏はすぐれたる学者。7時まではなし、鳳にかえってねむる。 [ ]内は編集部が付し…