2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
竹田篤司『物語「京都学派」ーー知識人たちの友情と葛藤ーー』(中公文庫)の31「「教職不適格」の烙印」は、昭和21年10月18日付け下村寅太郎宛高山岩男書簡の引用で始まる。 (略)遂に西谷[啓治]、鈴木[成高]両君迄災が及び、最近の適格審査会で決定致したや…
最近刊行された柳与志夫・田村俊作編『公共図書館の冒険ーー未来につながるヒストリーーー』(みすず書房、平成30年4月)第5章は河合将彦氏の「図書館で働く人々ーーイメージ・現実・未来ーー」である。ここに出納手という図書館員の職種が出てくる。 「出納手…
久しぶりに東京古書会館と西部古書会館に行ってきた。やっぱり東京の古書会館の古書展は質量共に凄いと実感。あくまで私個人の感想だが、南部、西部、東京、京都、大阪、名古屋、兵庫の順番で古書会館の古書展と相性がよい。残念ながら最下位になってしまっ…
長らく積ん読であったヘルムット・ガーンズハイム著、人見憲司・金澤淳子訳『写真家ルイス・キャロル』(青弓社、1998年2月)を読了。一つ面白い記述があった。1862年7月4日ルイス・キャロルはロリーナ、アリス、エディスの三人のリデル家の少女を連れオックス…