神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

土田誠一『伊勢神道と尊皇思想』(大倉精神文化研究所、昭和10年5月)検閲官コメント付き内務省検閲原本

日本精神講習会叢書の第12輯で、昭和9年10年に大倉精神文化研究所が開催した日本精神講習会の講演筆録第二集の一冊である。『千代田図書館蔵「内務省委託本」関係資料集』を入手してから、検閲官のコメントが書かれた内務省警保局図書課による検閲原本(正本…

『蝦夷野』7巻7号(蝦夷野社、昭和15年11月)内務省検閲原本

これも昨日のアイヌ関係の袋の中に入っていたもの。ガリ版10頁の句誌。表紙の内務省印は、「内務省/15.11.29/[新聞紙]」 。その右に内務省印と同じく赤インクで「納本/新|無」。後者も内務省が押印したものだろうか。「新|無」の意味は不明。奥付は、昭和15…

米村五郎蔵『アイヌの墓標』(西川俊康、昭和14年10月)内務省検閲原本

オタどん改めハツどん(ウソ)が西部古書会館で拾った内務省の検閲原本。アイヌ関係一式として千円で売られていた中の一冊。15頁のガリ版。一番前の雑誌に内務省印があったので購入。本書の内務省印は、「内務省/14.9.30/(普通出版)」の記載。その下に、内…

『中原中也の会会報』創刊号(中原中也の会事務局、1996年12月)

これまた大阪天満宮古本まつりで厚生書店の雑誌100円均一で入手。21号あたりまで不揃いで出ていたが、創刊号のみ購入。目次は、 中原中也の会の発足にあたって 中村稔(会長) 中原中也の会発足までーー経過報告ーー 北川透(事務局長) 印象 中原豊 中原中…

あがたの森書房で東京読書普及会旧蔵の『性の崇拝』を

市内のあがたの森書房でクリフオード・ハワード著、出口米吉訳『性の崇拝』(扶桑社、大正11年7月)を。「原序」によると、「本書の目的は、世界の種々の宗教的信仰が共通の根源を有し、自然の物質的基礎即ち生の創造復活に対する崇敬の念を基として生ぜしこ…

不滅のアスタルテ書房で「荒俣宏の世界」特集の『青春と読書』1997年9月号を

アスタルテ書房の閉店セールに行き、お別れをしてきたファンも多いかと思うが、店は続くことになった。「古書きとら」のtwitterで知り、早速行って奥さんに聞いてきた。古書店勤務の経験のある男性が続けるとのこと。詳しくは、私なんかよりも、林哲夫氏か京…

太宰治「散華」掲載の『新若人』5巻3号(旺文社、昭和19年3月)

大阪天満宮で厚生書店出品の雑誌100円均一から発掘。初日には無かったと思うが、2日目に発見。こういう事もあるのだなあ。太宰治「散華」掲載。もっとも、私は太宰より鈴木庫三の座談会が載った方が欲しいが。「著者紹介」には、「太宰 治 青森県出身、東大…

『考古学者榧本杜人』(朝鮮講話の会、1972年9月)

大阪天満宮で厚生書店出品の200円。未知の人物だが、戦時中の日記が収録されていたので購入。榧本杜人(かやもと・もりと、1901-1970)は本名亀治郎、戦前は朝鮮総督府学務局社会教育課、同博物館等に勤務、戦後は奈良国立文化財研究所歴史研究室長、平城宮…

『郷土志料展覧会陳列目録』(奈良県立戦捷記念図書館、大正10年4月)

四天王寺の古本まつり100円均一コーナーで。大正10年4月15日から19日まで奈良県立戦捷記念図書館で開催された展覧会の目録。 「例言」によれば、聖徳太子千三百年御遠忌に際し奈良市で全国図書館大会が開催されるのを機として郷土志に関する典籍文書絵画拓本…

『図書館研究総索引』第3号(青年図書館員聨盟、昭和19年12月)

大阪天満宮の古本まつりで厚生書店出品の雑誌100円均一から発見。背のほとんどが欠けていて、全体の状態も悪いが、二度と出会えないかもしれないし、100円だしと購入。タイトルの「図書館」は、実際は「くにがまえ」に「書」。旧蔵者は不明だが、「青年図書…

『鳩亭雑話』創刊号(鳩書房、昭和58年7月)

市内の古書店にて500円で購入。三鷹の古書店鳩書房が発行した16頁の小冊子。関川左木夫「かりそめの黄眠詩塾小史1」が12頁、「誌面展示即売目録」が3頁。500部限定。黄眠詩塾は日夏耿之介が昭和3年2月に創立した詩塾。沢田卓爾、佐藤春夫、日夏、中川一政、…