神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

村上文芽(川村文芽)が明治34年に創刊した美術雑誌『京にしき』ーざっさくプラスの発展に期待ー

紹介が遅れてしまった。京都女子大学生涯学習講座で7月廣田孝名誉教授が「京都日出新聞から見た明治の美術工芸並びに竹内栖鳳」を開催する。全3回のうち第1回は、「京都日出新聞の記者・村上文芽「塵外雑記」(M36 01 20)を読んでみる」。申込み受付は6…

昭和6年静岡保線事務所の書記が日記に綴った静岡の日常と事件ー『修養日記:新渡戸博士一日一訓』(鉄道青年会出版部)ー

大澤綯子『「修養」の日本近代:自分磨きの150年をたどる』(NHK出版、令和4年8月)の第3章は「働く青年と処世術ー新渡戸稲造と『実業之日本』」。新渡戸の『一日一言』(実業之日本社、大正4年1月)への言及がある。 毎日決めたことはどんなに小さいこ…

『法城を護る人々』(第一書房)を刊行中の松岡譲から雑草苑発行所宛葉書

今年3月に法藏館書店で法蔵館文庫を3冊買って、文庫ポーチを貰った。写真を挙げた松岡譲『法城を護る人々』上巻がそのうちの1冊である。解説は、松岡の長男聖一の娘(夏目漱石の曾孫)である野尻はるひ氏。なお、「「法蔵館文庫」創刊5周年を記念「文庫ポ…

梥本一洋『新古今その他』(マリア画房、昭和10年)をCosyoCosyoから

四天王寺春の大古本祭りでは、開店前からCosyoCosyoの和本400円均一台に張り付いた。少し見かけて、和本の山から和本ならざる冊子・雑誌や和本の追悼本を探すのは非効率的だなと考え直して、洋本1冊200円3冊500円台へ。和本均一台では、井田太郎先生が林忠…

奈良女子高等師範学校教員の西田與四郎宛書簡群の使い道

家蔵の書簡群の話題が続きます。今回は、奈良の古書柘榴ノ國から入手した西田與四郎宛書簡を。先ずは、西田の経歴を岡田俊裕『日本地理学人物事典:近代編1』(原書房、平成23年12月)から要約しておこう。 明治17年 大阪府山辺郡山辺村丹波市町(現奈良県…

昭和8年6月12日付け?坪内逍遙の花田一重宛書簡が行方不明ー2028年演劇博物館が開館100周年ー

拙ブログ中の注目記事第4位に「昭和10年3月坪内逍遥の葬儀に伴う妻坪内センから岡山の教育者花田一重宛礼状 - 神保町系オタオタ日記」が浮上。今頃アクセスが増える理由が思い浮かばない。もしかしたら、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館が2028年に100周年…

遠藤純先生が追いかける高尾亮雄と尾関岩二『童心芸術概論』刊行記念歓談会

昨年10月3日京都新聞に戦前関西の児童文化の礎を築いた高尾亮雄(たかおあきお)に関する記事(行司千絵記者)が載った。武庫川女子大准教授の遠藤純先生が高尾の出自を紐解く論文を書いた。しかし、遺族への連絡先や生没年月日、家族構成など分からないこ…