2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
昨年が小林一三生誕150年ということで、逸翁美術館では『小林一三日記』全3巻(阪急電鉄、平成3年6月)を2,900円(税込)で3月31日まで発売中。「日本の古本屋」では22,000円~33,000円で売っているので、驚異的な安さですね。→「【ミュージアムショップ】キ…
3月26日の京都新聞*1に、大学堂書店の閉店について語る店主の髙井昌子さん(89)の記事。樺山聡記者の取材。仕事が早いですね。 河原町にあった大学堂書店については、旧ツイッターに店内の古本がリサイクル業者の車に運ばれる写真が投稿され、大騒ぎになっ…
平成27年みやこめっせの古本まつりで軍艦郵便の葉書が挟まった矢野峰人『近代英文学史』(第一書房、大正15年6月)を購入した。彙文堂の出品で1,000円ぐらいだったと思う。発信者は上海に寄港した岸本健雄で、消印は1926(大正15)年7月12日、MOJI(門司)局…
『近代出版研究』(近代出版研究所発行・皓星社発売)が無事4月に刊行されるようだ。遅れるかと心配していたが、よかった。常連枠の拙稿は、「明治期における裏表紙のパブリッシャーズ・マークに関する一考察」です。全体の内容は、「近代出版研究 第3号 | …
『図書』3月号(岩波書店)に、鼎談「現代に生きる仏教と仏教学ー『岩波 仏教辞典 第三版』二十一年ぶりの改訂」掲載。出席者は、大谷栄一・菊地大樹・末木文美士各先生である。一部を引用すると、 末木 グローバル化していく近代仏教について、お話しいただ…
日本画家土肥蒼樹宛葉書は、4枚所蔵。そのうち1枚は「竹内栖鳳門下の土肥蒼樹と新しき村の上田慶之助・高橋信之助 - 神保町系オタオタ日記」で紹介済みである。今回は、昭和19年3月□日消印の社団法人日本美術報国会*1からの葉書を紹介しよう。 文面は、同会…
先月の京都古書会館の古本まつりには、一時間ほど遅刻。それでも、シルヴァン書房から葉書2枚と本1冊を購入できた。今回紹介する昭和10年6月30日付け河合卯之助から高槻の吉田健治宛葉書は、300円。 文面は一部しか解読できないが、「昨暁の大雷雨」がすさま…