神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

田辺青蛙・木根緋郷『岐阜怪談』(竹書房怪談文庫)に栗田英彦編『「日本心霊学会」研究』(人文書院)登場

「グーグルブックス」で「神保町のオタ」を検索したら、田辺青蛙・木根緋郷『岐阜怪談』(竹書房怪談文庫、令和7年1月)がヒット。試し読みすると参考文献リストに、 『「日本心霊学会」研究:霊術団体から学術出版への道』栗田英彦(編集)/石原深予・一柳…

昭和21年詩を朗読する臼井喜之介と製本所真英社(真柄真吉創立)

昨年10月京都新聞に「ウは「京都」のウ」ファイル30「“京都”をつくった男」が掲載された(樺山聡記者)。遺族が所蔵する臼井喜之介(臼井書房・白川書院の創立者)の日記を活用したものであった。また、私が「『書物礼讃』を印刷した唐舟屋印刷所の堀尾幸太…

紐綴じの内容見本の例ーー『明治大正書画大観』(書画大観刊行会、大正7年)ーー

『近代出版研究』第2号(近代出版研究所発行・皓星社発売、令和5年3月)には、大尾侑子「明治期における「内容見本」の出現」が掲載された。そこに『戦前版内容見本書影輯成』(書砦梁山泊、令和元年10月)が出てくる。 (略)京都の古書店・梁山泊(島元健…

『京都画壇大観:昭和8年度版』(都市と藝術社)で見る石崎光瑤の画塾

石崎光瑤展は、静岡県立美術館で1月25日~3月23日、日本橋髙島屋で4月23日~5月6日開催である。お見逃しなく。 さて、渡邊一美『評伝石崎光瑤:至高の花鳥画をもとめて』(桂書房、令和6年7月)287・288頁に石崎塾に関する記述がある。塾には、高岡市出身の…

『古本イエーZINE』9号に「小早川秋聲と玄洋社の頭山満・黒龍会の内田良平とのファーストコンタクト」を寄稿

年末に、みやこめっせの昭和館巡回特別企画展「くらしにみる昭和の時代:京都展」を観に行った。出品の中に木版画の小早川秋聲《国旗は輝く》(昭和16年)があって、おっと思った。京都市東山区銃後奉公会が制作を依頼したものだという。令和3年京都文化博物…

進々堂の続木斉・続木ハナ夫妻と静坐社の福田與

昨年12月16日京都新聞に11月17日京都芸術センターで開催されたレコード鑑賞会に関する記事(樺山聡記者)が載った。→「京都で響いた100年前のパリ希少レコード蓄音機で鑑賞“狂騒の時代”熱気に聴衆酔う|THE KYOTO|京都新聞」 百万遍にある喫茶店進々堂の創…