神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本SFファンダムのH君

佐藤弘ニ氏のぐれん舎が1979年12月に発行した『PADOMA』10号に「無署名エッセイ」として、「ファンと礼儀ーー怒りをこめてーー またはイニシャル当てクイズ」が載っている。原宿で開かれた某SF作家ファンクラブの親睦宴会での事件だという 突然、 「おい。そ…

原田実と龍谷大学UFO超心理研究会コスモス

今日はUFOの日なので、それにちなんだ話題を。 『THE SORP '84』1号(1984年10月)という冊子が手元にある。SORP(Students' Organization for Research on Psiの略称)の発行。同会は、関西における超常現象研究の大学サークルの連合で、同誌はその論文集。…

SF界の書物蔵と館界の藤倉珊の二人

富士倉、じゃなかった、藤倉珊氏が余桁分彌名義で書いた『日本SFごでん誤伝』(TDSF叢書発行委員会、平成元年8月)が出てきた。ネットでも内容は読める。ただし、書名索引、人名索引、解説(瑣松作京)、藤倉氏の住所及び本名(?)が記載された発行所名を含…

五百木瓢亭ではなく、五百木飄亭なのだ

佐藤卓己先生が『波』4月号に書いた松本健一『昭和史を陰で動かした男 忘れられたアジテーター・五百木飄亭』(新潮選書)の書評によると、 だが、よほどの正岡子規ファンでもなければ、五百木良三(飄亭)の名を覚えている人はいない。たとえば、ウェブ検索…

森まゆみさんのブログに神保町のオタどん

我がyukunoki嬢の情報によると、森まゆみさんのブログ「くまのかたこと」にわすのブログが出てくるらしいので、見てみると、 神保町のブログを読んでいたら黒岩比佐子さんのことを何度も書いている方があった。 その蔵書はちゃんとしたところに収蔵されたと…

『文學界』7月号の安藤礼二論文にもオタどん

『文學界』7月号の安藤礼二「表現のゼロ地点へ 三島由紀夫、大江健三郎、村上春樹と神秘哲学」に、わすのことが出てくる。 それでは一体誰が谷崎に、神智学的かつ仏教的なスウェーデンボルグ神学を教授したのか。そこには複数のチャンネルが考えられる。神智…

編集者としての宍戸儀一

国会図書館で「宍戸儀一」を検索すると、宍戸儀一「編輯者のノート」『美術時代』2巻2号、昭和13年3月がヒットする。同一人物との確証はないが、詩人で文藝評論家の宍戸に編集者だった時期があるようだ。 なお、「首夏篇抄(歌)」『裸象』4巻7号、大正14年5…