神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2013-01-01から1年間の記事一覧

『こころ』の特集「自伝・評伝を愉しむ」に黒岩比佐子さん

『こころ』12号の特集は、「自伝・評伝を愉しむ 「人間」を読むこと、書くこと」で、西木正明氏と梯久美子さんの対談「「人間」を描くということ 小説とノンフィクションのあいだ」が掲載されている。そこで梯さんが黒岩比佐子さんに言及している。 梯 『パ…

台北帝国大学附属図書館の蔵書票

先日名古屋大学博物館でもらった『名古屋大学博物館報告』23号、2007年の抜き刷り『第9回名古屋大学博物館企画展記録 本に貼られた小さな美の世界 蔵書票』の「11台湾植民地時代の作品」「12朝鮮植民地時代の作品」が面白い。前者から引用すると、 台北帝国…

新発見・井上円了『妖怪学』一心社出版部版

新編妖怪叢書(国書刊行会)の解説である板倉聖宣『妖怪博士・円了と妖怪学の展開』(昭和六十一年四月第二刷)によると、井上円了の主著『妖怪学講義』の大鐙閣版(大正十一年九月ー十二年二月)四巻本を使った怪しげな本として、山洞書院版(昭和六年二月…

松本清張が見た柳田國男と折口信夫

松本清張『過ぎゆく日暦(カレンダー)』(新潮社、平成2年4月)に次のようにある。 (昭和五十六年)一月二十三日(金) いつかは柳田國男と折口信夫とを書きたいと考え、かねてからその資料を集めたり、また両人をよく知る人々の話を聞いたりした。 左の「…

UFO30周年記念『1977年UFO年鑑』(日本空飛ぶ円盤研究会)

年鑑といっても、1977年4月に千部発行された本書が唯一のUFO年鑑だろうか。大学UFO研究会が紹介されていて、東京大学(藤木文彦)があがっている。京都大学UFO超心理研究会(吉永進一)は、どっかで聞いたような代表名だ。また、本書によると、同研究会の機…

すごいぞ、鳥取県立図書館の橋浦泰雄関係文書

以前「発見された売文社の機関誌『パンとペン』創刊号」で紹介した『パンとペン』創刊号発見の件。『トスキナア』13号、2011年5月の「うわさの風」欄の「【『パンとペン』は何処にありや!】」(中岡)で公表されたものである。引用すると、 売文社の宣伝用…

猫猫先生も美人と認める『ラブホテル進化論』の著者金益見さんの新著は、『贈りもの 安野モヨコ・永井豪・井上雄彦・王欣太 漫画家4人からぼくらへ』(講談社)。ウィキぺディアには、まだ記載されていない。その金さんがジュンク堂の広報誌『書標』2月号…

ツヴァイクに伍する黒岩比佐子さん

以前猫猫先生に御教示された安宅夏夫「夏目漱石と堺利彦」『群系』26号を読んだ。黒岩さんの『パンとペン』に讚嘆した次第が書かれていて、最後には、 在野の歴史家として、また評伝作家として、黒岩比佐子は、かのツヴァイクに伍していける人であった、と思…

同志社女子大学史料室「新島八重と同志社女学校」展は7月31日まで。いつでも行けると思っていると、忘れて見逃してしまうかも。土日祝日は閉室。→http://www.dwc.doshisha.ac.jp/events/2012/11/18_1.html

佐伯順子『明治〈美人〉論 メディアは女性をどう変えたか』(NHKブックス、2012年11月)の「おわりに」に NHK教育テレビ「明治美人帖」(『知るを楽しむ 歴史に好奇心』シリーズ、全四回、二〇〇六年五月放送、二〇〇八年三月再放送)のテキストを一冊にとご…

佐伯順子先生が二月上旬放送予定のNHKEテレ「趣味Do楽」のテキストとして書いたもの。KYOTOで極めるハンサムウーマンライフ―時代をひらく古都の女子力 (趣味Do楽)作者: 佐伯順子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/01/28メディア: ムック クリック: 51回…