2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
『教化問題並に悪思想防止策:文部大臣に建言書の写 附仏人「ポールリシヤール」の七つの歌 我国体の真解』(皇道普及会事務所、昭和4年4月)は、岡崎のブックスヘリングから入手。非売品、18頁。発行所は大連市聖徳街4丁目に所在、編輯兼発行人は同住所の大石萬…
『商船パック』2号(大阪商船株式会社運輸課、明治44年5月)という全頁カラー(2色刷を含む)の小冊子が手元にある。非売品、15頁、横13.5cm×縦19cm。編輯兼発行人は堀啓次郎、印刷人は大阪パック社の長尾倉吉。堀は、当時大阪商船の副社長。長尾は、当時漫画雑…
書物蔵氏がTwitterで諸岡存についてつぶやいていた。黒岩比佐子さんがお元気だった頃に3人で諸岡が主宰した東洋精神研究所の事業「パーマネントを廃しみづらの提唱」を話題にしたことがあった*1。その後、諸岡が反ユダヤ主義団体とされる大直会の主幹者で、白…
ミネルヴァ日本評伝選は平成15年から刊行が開始され、令和元年に200冊に達した。その後も順調に刊行されている。本年1月現在刊行が予定されている本で、関心があるのは 樋口一葉、与謝野晶子、新島八重の3冊(佐伯順子) 泉鏡花(東郷克美) 萩原朔太郎(エリス俊…
1月7日の朝日新聞夕刊にも、花園大学図書館で発見された東本願寺南方美術調査隊が撮影したアンコールワット遺跡の写真に関する記事(久保智祥記者)が掲載された。大澤広嗣先生のコメントも載っている。その大澤先生が調査隊について書かれた「アンコール遺跡と…
これもオタどんの一箱古本市に出たかもしれない一冊。南坊城志乃夫・堀池もろは編『鈴蘭詩集第一輯』(鈴蘭草舎、大正13年11月)。146頁、頒価40銭。どこの図書館にも無いようだ。発行者は京都市上京区の鈴木覚太郎で、発行所である鈴蘭草舎の所在地も鈴木の住…
昨日の京都新聞に、京都市歴史資料館で開催中の特別展「岩倉具視と米欧回覧」に関する記事(日山正紀記者)が出ていた。昨年が150周年だった岩倉使節団に焦点を当てた展覧会である。13日まで開催中(月曜・祝日休館)。私も一時期岩倉使節団に興味があったので、こ…
石井敦先生の『簡約日本図書館先賢事典:未定稿』(石井敦、平成7年3月)の向こうを張って、「オタどん編著『簡約大日本図書館先賢事典 未定稿』 - 神保町系オタオタ日記」をまとめたことがある。その後、館界でこれに刺激を受けたか(まさか)、日本図書館文化史…