神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

岸本葉子の古書展女一人旅


『かんだ』冬号(平成20年12月)の「神田つれづれ草(8)」で、岸本葉子さんが「古書ファンのお膝元、東京古書会館を覗く」を書いていた。武鑑の実物を見るのを第一目的、ふだん近寄り難い神田古書店の世界を覗くのを第二目的として、東京古書会館の古書展を体験するものである。

何列もの本棚が並び、間は中高年男性の背中で埋め尽くされ、レジの人以外、女性の姿は皆無。


とある。いつの古書展か不明だが、黒岩さんがいれば、女性が皆無ということにはならず、惜しいものである。ちなみに、岸本さんは、昭和37年頃の岩波の絵本23冊1万5千円を買いそうになるが、置き場所のことを考えてあきらめ、結局『四年の学習』昭和31年9月号と昭和7年『主婦之友』の付録「お台所重宝辞典」、合計8百円を買っている。その後、武鑑は大屋書房で出会い、「さぼうる」で休憩。もしかしたら、古書展に病み付きになり、その後も出没していたりして。
なお、祖父は下田次郎とのこと。

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一箱古本市の出店者リスト「http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/20090408」の中に「北方人」日記さんの名前があり、一安心したりする(ブログの更新がしばらくされていないので)。

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猫塾は無事開校したかすら。
『考える人』で佐藤卓己「天下無敵」が始まった。野依秀市の話。 


アスペクト』3月号の永江朗「読書日記(仕事以外)」に、「某月某日(略)内澤旬子『おやじがき』(にんげん出版)を再読。(略)私だったら内澤さんにどうスケッチされるのだろう。/(略)/内澤さんには『おばばがき』もつくってほしい。おばさんもすごいから」とあった。