神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2026-01-01から1年間の記事一覧

知られざる小早川秋聲初期の作品、村上俊吉『回顧』(警醒社書店、大正元年)の挿絵

ランキング参加中展覧会、美術展、画集、写真集などの紹介 勝尾金弥『『七一雑報』を創ったひとたち:日本で最初の週刊キリスト教新聞発行の顛末』(創元社、平成24年11月)。これは、近く発行される『近代出版研究』第5号(皓星社発売)に明治期のとある雑…

明治26年岸和田で演説する英人フォンデスー南日根郡婦人教育会の活動ー

日記、特に近代の日記を読むのが好きである。ただ、幕末~明治20年代の日記は私向きの人物がまだ活躍することが少ないためか面白い日記が少ない気がする。そのため明治30年代以降の日記を選んで読む場合が多い。しかし、先日書物蔵さんと待ち合わせをした大…

江馬務の妹としての書家・熊谷恒子ー熊谷恒子記念館で講座「熊谷恒子と江馬家 風俗史家の兄・務の追想」開催ー

フライヤーを整理していたら、大田区立熊谷恒子記念館「熊谷恒子と『万葉集』ー晩年までの荘重な書ー」~4月5日が出てきた。熊谷恒子と言っても未知の人だが、裏面の関連イベントを見て驚いた。 第4回記念館講座 「熊谷恒子と江馬家 風俗史家の兄・務の追…

クィアの美術館細辻伊兵衞美術館に残る岩井藍水らの講演集

永樂屋創業410周年記念特別展「私は昔『モモタロウ』と云われてました展」を観てきた。1月28日までで、既に終了しています。驚いたことに、「創業410周年の永楽屋細辻伊兵衛商店と十二世芭蕉堂こと岩井藍水 - 神保町系オタオタ日記」で言及した細辻伊兵衞商…

『上方』(昭和6年1月創刊)の南木芳太郎と『雑草苑』(大正15年2月創刊)の池田威

南木芳太郎と旧大川町遊歩道の「やなぎん」への愛に溢れたヲガクズ『大川町の柳は大大阪の夢を見るか?』。わしもあらためて、『南木芳太郎日記一』(大阪市史料調査会、平成21年12月)や『南木芳太郎日記三』(大阪市史料調査会、平成26年8月)を読んでい…

『催眠術自在』(大学館、明治36年)の竹内楠三と神道雑誌『皇道』(済美館)

3年前に栗田英彦先生から伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代:アクチュアリティを問う』(勉誠社、令和5年3月)を頂きました。ありがとうございます。栗田「明治二十年代の神道改革と催眠術・心霊研究ーー近藤嘉三の魔術論を中心に」掲載。楽しく拝読しまし…

北村兼子と池田威の『雑草苑』の時代ー北村兼子の関西大学特別卒業を祝してー

遅ればせながら、昨年2月に北村兼子(1903-1931)への特別卒業証書贈呈式が開催されたことを知った。北村は関西大学初の女子学生だが、聴講生だったため大正期当時は卒業扱いできなかった。しかし、今回特別卒業扱いとなったのである。詳しくは、「故・北村…

野間光辰が顧問を務めた京大歌舞伎研究会の『おほむかふ』創刊号(昭和37年)

先日、旧Twitterで慶應義塾大学歌舞伎研究会創立百周年記念『「浅黄幕」(第二次)「三田歌舞伎研究」復刻版』のポストが流れてきた。これで思い出したのが、昨年10月末臨川書店の古書バーゲンで買った『おほむかふ』創刊号(京大歌舞伎研究会、昭和37年3月…

南木芳太郎はヲガクズ『大川町の柳は大大阪の夢を見るか?』の完結を夢見るか?

ヲガクズさん(@wogakuzu)から『大川町の柳は大大阪の夢を見るか?』を御恵与いただきました。ありがとうございます。2024年に旧Twitterで公開した分を加筆・モノクロ化し、関係する絵葉書・写真を収録した増補版である。ヲガクズさん推しの筆頭である南木…