神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

銃後の女性は、みづら髪で武装せよー國學院大學博物館で「性別越境の歴史学」を観てー

先日は渋谷に行ったので、國學院大學博物館で「性別越境の歴史学」展(~2月23日)を観てきた。この中で、古代の女性の男装として、弟スサノヲをみづら髪を結って待ち受けるアマテラス、みづら髪を結って新羅征討に向かう神功皇后が出てくる。 これを観て、…

『ユリイカ』大江健三郎総特集と絓秀実『一歩前進、二歩後退』(講談社)に神保町のオタ

今年もあと僅かですね。年末ということで、新聞や雑誌で有識者が選んだ今年の本が特集される時期である。たとえば、『図書新聞』12月20日号は79名による「25年下半期読書アンケート」である。この中で、郷原宏氏が絓秀実(すがひでみ)『一歩前進、二歩後退…

三宅吉之助旧蔵の『第二回遊女風俗展覧会目録』(風俗研究会、大正15年)

さんちか古書大即売会は、来年1月29日~2月3日開催である。紹介するのが遅れたが、今回は今年の1月に開催された同即売会で入手した『第二回遊女風俗展覧会目録』を話題にしよう。江馬務の風俗研究会が大正15年1月12日~20日大丸呉服店で開催した展覧会…

浄土宗学大阪支校内の仏眼会が創刊した『昆婆沙』(明治24年)

これはどこで買ったかな。『昆婆沙』第1号(仏眼会、明治24年2月)、40頁。発行兼印刷人は生駒芳随、編輯人は加藤幸三郎。四天王寺の古本祭りで池崎書店から買ったような気もする。明治期仏教雑誌の創刊号で発行所の仏眼会が浄土宗学大阪支校*1構内にあっ…

琥珀書房から和田敦彦・大澤絢子解題『希望社関係資料集』刊行

和田敦彦『戦下の読書:統制と抵抗のはざまで』(講談社、令和元年7月)第3章は、「銃後女性の読書とその動員ー忘れられた小説と忘れてはならない小説」。そこに、大正13年後藤静香の希望社が主に女工層に向けて創刊した雑誌『泉の花』が出てくる。昭和3年宮…

「耽奇会一覧」で青江智洋「江馬務の〈歴史の可視像化〉論」に補足?

ネットで読める青江智洋「江馬務の〈歴史の可視像化〉論ー京都画壇と風俗研究会の萃点を論点としてー」『人文学報』120号を拝読。江馬が創設した耽奇会に関する記述があった。 (略)時代趣味互楽会は1927年(昭和2)頃に休会したようであるが、1931年(昭…