神保町系オタオタ日記

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江見水蔭の死に泣く鶯亭金升


村井弦斎の死について言及した日記は見つからないが、江見水蔭の死について言及した日記があった。鶯亭金升の日記*1がそれで、昭和9年11月13日の条に次のような記述があるという。

江見水蔭氏伊予の松山にて死去の由。行年六十六歳 明治の昔 通油町の山岸商店の恵比寿講にて初めて面会せしより、改進新聞社にて一所になりし事あり、久しい識り合ひなりし、近ひ近ひ古い人のなくなるハ心細い事なり


この部分は『鶯亭金升日記』には収録されていない。

*1:小山郁子「鶯亭金升研究(三)」『演劇研究』19号