旗本退屈男で知られる佐々木味津三は、明治29年3月愛知県北設楽郡下津具村生まれだが、少年期にサンカを目撃していたという*1。
近頃山窩が、大衆物の呼びものの一つになりかけてゐるらしいが、三河の山奥で育ツた僕は、少年のころ、しばしばこの山窩の移動を見たことがある。
僕の村では、これをポンと呼んだ。(略)(昭和八年七月)
佐々木の作品は、読んだことはないが、まさかサンカ小説なぞ書いていないだろうね。
追記:「干物女」なんて用語があるのね。知らなんだよ。
内田春菊『こんな女じゃ勃たねえよ』(文春文庫)を立ち読み。すごいタイトルだね。「こんな古本本じゃ勃たねえよ」(塩山芳明談)*2、なんちて(笑