黒岩さんの『古書の森 逍遙』をゲットしたので、読み始めた。工作舎の仕事なので、完璧といってよい本だろう。値段は古本好きのおっさんにはたやすい額だが、学生や若いサラリーマンにはやや高めかもしれない。しかし、この本だけは無理をしてでも買っておこうね。かつてヨコジュンさんの『日本SFこてん古典』全三巻や荒俣宏の『理科系の文学誌』にはまった自分のように、若い人にぜひ読んでもらいたい本である。もっとも、わしのような古本オタになってしまっても、責任は持たないけどね(笑)
完璧ではあるが、ないものねだりを言うと、黒岩さんと2反田氏*1のコメントのやりとりを楽しんでいた者としては、他のコメントはどうでもいいが、同氏のコメントは収録してもらいたかったという気もする。『編集者国木田独歩の時代』で、スリリングな展開を見せた女写真師の探求のきっかけを与えたのも同氏のコメントだったと思う。最近、ほとんどコメントされておられないのが残念であるが、本書の刊行を心から祝福している者の筆頭だろう。
本書は紹介されている本が出版順に並べられているほか、リンク・コードにより逍遙するルートも用意されている。今のところその面白さを体験していないが、再読の時に、そのルートを使ってみよう。
- 作者: 黒岩比佐子
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 2010/06/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 159回
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何はともあれ、黒岩さんが退院されてよかった。
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黒田千吉郎は、共同印刷取締役支配人ののち、博文館新社社長でした。その筋では、著名な人?
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雑司ヶ谷の怪人u-sen氏がしでかした。詳しくは、「http://d.hatena.ne.jp/u-sen/20100620」。
マンガ文献研究 第2号 目次
特集 エロ
13 ■ 「エロマンガを知るための○冊」松田友泉
21 ■「エロと図書館」書物蔵
22 ■《復刻》「エロ劇画の現在」+「一六年後の後記」宮本大人
73 ■「エロ雑誌の活字黄金時代」永山薫
連載
79 ▼岩下朋世「あるマンガ研究者のどうにかなる日々」
86 ▼河浜秀明「エッセイマンガ史」
90 ●名著解題
92 ●図録蒐報
94 編集後記
文献収穫特別版
108『彷書月刊』マンガ関係記事ほぼ総索引
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