尚学堂の古書目録『尚学堂我楽多』522号,令和2年9月に梅原真隆・顕真学苑の旧蔵書が千円均一で出ていた。せっかくなので、1冊買ってみた。関昌祐編著『死後はどうなる?:心霊学説』(霊光洞本部、大正15年8月)である。「梅原真隆蔵書」印や「顕真学苑図書館」印が押されている。
目次を挙げておく。
梅原がこのような本を持っているのは、不思議だ。もっとも、地アンカットで読んだ形跡はない。嬉しいのは、『霊光』3年6号(通号15号)が、挟まっていたことである。「遠隔療法の便宜」の記載があり、関も遠隔療法を行っていたことがわかる。
古書目録には、他に『宗教法案合纂 明治三十年代施行の宗教法についての冊子』や「下鴨神社納涼古本まつりで見つけた『崇信会と芦屋仏教会館のえにし』(昭和5年) - 神保町系オタオタ日記」で紹介した『崇信会と芦屋仏教会館のえにし』なども出ていた。創設者である梅原からの寄贈書を処分した顕真学苑は、今どういう状態なのだろうか。北区まで見に行こうかと思っていたが、腰痛で当分無理そうである……
参考:「ウィリアム・ジェイムズの弟子小川忠蔵神戸高等商業学校教授 - 神保町系オタオタ日記」、「究極の精神療法ーー川上又次「日本心象学会」による遠隔施術ーー - 神保町系オタオタ日記」