神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

バチェラーの催眠術の弟子だったか、赤司繁太郎


赤司繁雄『自由基督教の運動 赤司繁太郎の生涯とその周辺』(朝日書林、1995年8月)から。

なお余談になるが繁太郎はアイヌ救主バチェラーから地下水を探り当てる秘術を伝授されている。このことは筆者にもしばしば語ったエピソードだが、野間海造も次のように証言する。


  先生は宗教家として天来の素質、即ち霊的な強い感覚をもっておられたことです。催眠術を信者の医療に利用されることもしばしばうかがいましたが、私達が幾度か眼の前に見た不思議なことは、先生が眼をつぶって立たれ、その辺りの木片を両手に支えて静かに歩かれると、その棒片がしわって、ひとりでに回転をはじめ、手のひらが痛むかと思われるほどの勢いでまわるのです。先生はそこで眼を開いてここの下に地下水があるのですと言われるのです。(略)*


*原注 「老牧師赤司繁太郎先生の思い出」『創造』(編集兼発行、今岡真一良、発行所 日本自由基督宗教連盟 一九六五・昭和四〇年二月二〇日)通巻一五一号。


赤司は、バチェラーからダウジングのほか、催眠術も習っていたのかもしれない。


(参考)「http://d.hatena.ne.jp/ma-tango/20081104

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週刊ポスト』の「ポスト・ブック・レビュー」にも『おやじがき』登場。
かつて好青年(多分)だったわすも「おやじ」として収録されてしまう日は近い?(汗