オタどん 誕生日おめでとう。
書物奉行 ありがたう。
オタどん いくつだっけ、アラフォーかすら?
書物奉行 ほっといて(笑)。わすのことよりも、岩波新書は創刊70周年だすね。
オタどん そうそう70年前の11月20日、クリスティー著、矢内原忠雄訳の『奉天三十年 上・下』をはじめとする20冊が刊行されているね。
書物奉行 クリスティーの本は、満洲から引き揚げてきたじいちゃんの蔵書で見たよ。
オタどん クリスティの本は、岩波新書より前に抄訳が出てるね。
書物奉行 さすがオタどんじゃ。かの満鉄奉天図書館長の衛藤利夫が『満洲生活三十年』として出してるね。
オタどん 発行は、満鉄東亜経済調査局にもいた笠木良明の大亜細亜建設社だね。
オタどん ところで、跋を誰が書いているか、覚えているかすら。増田正雄とあるね。
書物奉行 げげっち。オタどんの調査によると、松宮春一郎とともに中山太郎のパトロンだった増田かすら*1。
オタどん おっ!久しぶりに聞いた「げげっち」。同一人物という確証はないけど、多分そうじゃないかなあ。『朱夏』12号の小黒浩司「衛藤利夫の足跡」には、増田のことを刊行の資金援助者と書いてあるよ。
書物奉行 オタどん、恐るべし。わしが館長になったら、オタどん、秘書、じゃなかった、司書にするだすよ(笑
オタどん わたしゃ、司書資格なんぞ、持ってないよ。
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わすも金沢に行って久しぶりに近江町食堂で腹一杯食べたいだす。
『週刊現代』に内澤旬子さんが、鎌田東二氏の授業に熱心に通っていたと書いていた。