神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

戦時下の極楽とんぼ(その7)


戦時下の里見紝(さとみとん)の動向について、詳細年譜が書けそうなほどデータが集まってきた。
木下杢太郎の日記によると、

昭和17年12月13日 小川書店十周年の祝賀会にまねかれ、六時日本橋音喜久に之く。安倍、小宮、岩波、宇野、里見、久保田、□[空白](金時)、津村、主人夫婦、小宮子息(書之助)、等。十時半帰る。


  19年4月15日 五時長尾宜雨荘。兒島、安井、志賀、里見、無車、颯田、宮[ママ]川(近衛公弟)、森田(博物館布地係)、後藤(座右寶刊行会)。


    11月3日 櫻新町長尾氏に招かる。兒島喜久雄、颯田琴二[次]、里見紝、田中雨村、主婦、大和、家の人々


    12月15日 三時出で長尾氏にゆく。中村火災にあひ、家を失へるを慰むるなり。田中雨村、里見紝、兒島、颯田。颯田をたしなむ。画く。十一時暗夜を颯田をその家に送り帰る。


小川書店」は「小山書店」のことか。


                                                                                                  • -


国会図書館、「納本制度」60周年記念。納入率の向上を目指すのもいいが、納本させておきながら何年もOPACに未入力のため、閲覧できない本が数多くあるのではなかろうか。未入力率こそ公表してほしいものである。

                                                                                                  • -


L25』に常盤貴子。わすはやはり三十路ニスト(みそじにすと)かすら。