神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

わすも、お忍びブックストリートした!


地下鉄千代田線に乗ると、足元の紙袋に本を詰め込んだ母娘(?)連れが、やおら不忍ブックストリートのマップを取り出し、広げているではないか。
一箱古本市の店主にしては、11時を過ぎている。出遅れた店主か、はたまた追加の本を持ってきたのか。謎の母娘だ。


千駄木駅に着き、わすは「古書ほうろう」のある方の出口を目指し、母娘は反対側の出口へ消えて行った*1
地上へ出ると、マップを持った、ギャルの二人組みとか、バカップル、じゃないや、ナイスカップルが何組か、目撃。オッサンは、わすだけか。ショボーン・・・
しかも、みんなまっさらの最新版のマップではないか、わすは去年のしわくちゃになってしまったマップだよ!ますます、ショボーン
とぼとぼと、「ほうろう」に着く。同店は昨年秋に続き、二度目。


店主も若いが、客層も若い。ついでに、本も若い!(白っぽい)
退屈男さんの箱を発見す。
世代も趣味も違うせいか、残念ながら買いませんでした。すんません。

退屈男さんの箱には、池袋と書かれたファイルを一番上にしたアルバムがあり、池袋の分が抜き出されて置いてあった。古書店の看板とかが写っていて、見かけたのだが、指紋をつけては申し訳ないし、雨が降り出す前に回り終えたかったので、見るのを断念。
何分、昨年、天神さんと四天王寺の古本市で、雨を降らせて、だれぞに迷惑をかけたから、今年は少なくともわすがいる間は雨が降らないようにしなければ、との思いで必死なのであった。


「ほうろう」は、数時間かけて見たい古書店だが、先の事情にて、ざっと見るのみ。新しい不忍ブックストリートマップを入手して、ホクホク。


続いて、書物奉行さんの出店している「乱歩゚」へ。


キタ━━━━ヽ(^∀^ )ノ━━━━!!!! じゃない、


イタ、イタ━━━━ヽ(^∀^ )ノ━━━━!!!!


「何がイタ?」って、オッサンの客がいた!
店主もオッサンだす!!(笑)


「書物蔵」なる黄色の名札を付けた人物を発見。
この人が、我が盟友にして、畏友の書物奉行氏なりや!?
想像していた感じ通りの人であった。
よほど、挨拶しようかと思ったが、お忍びなので、遠慮してすまった。
そういえば、ナンダロウさんによれば、書物奉行さんも「やつし」の身だった気もするが、正体を現して大丈夫なのだろうか、と人事ながら心配するなり。


いきなり書物蔵の箱に突撃しては、バレバレになるので、端っこの店から攻める。
途中の箱で、スムース別冊を見ながらも、気は書物蔵の方へ。


さて、書物奉行さん本人の目前で、箱をあさるなり。
「こ、これは、エロすごい!」
いや、エロ本は置いていないのだけれど、本好きにはたまらんラインアップだ。
持っている本も多いけれど、見ているだけでうれしくなるね。
彷書月刊」のバックナンバーや『早稲田古本屋日録』もあるなあ。こんなに早く売ったらセドローさんに怒られちゃうよ!
単行本で満鉄関係もあったやに思うが、売れた本のリストには入っていないみたい。


その他は、「月夜と眼鏡」のセドロー箱と、「やなか珈琲店・谷中店」のアヤシゲな箱(古本けものみち)にも行って来た。セドロー箱では、筒井康隆の本があったので、「筒井を読むんだ」と思ったが、よく考えたらセドってきた本(というか、そもそも古本屋さんだからね)だから読んでいるとは限らないのであった。
また、ナンダロウさんの実物を初めて見ることができた。ほとんど芸術作品そのものだと思ってしまった。朝倉文夫が生きていれば、モデルになっていたかも!?


何とか雨が降る前に脱出。これで、雨男の汚名を今回は免れたと思った。
しかし、せっかくメモしておいた「青空洋品店」(岡崎武志堂のある所)に行くのを忘れてしまったのであった。そしてまた、神保町駅から地上に出た神保町のオタさんを迎えたのは雨であった。どっちにしても、やはり雨男であったかも・・・


今回の教訓

・ネット友達にはちゃんと挨拶しませう。
・すべての店を回りませう。
・お客よりも店主の方がおもしろさう!


(ようやく完結)

*1:追記:よくよく思い出したら、わすは団子坂口から出たのだけど、「ほうろう」へ行く途中、地下鉄の別の出入り口があって、「あれっ」と思ったから、彼女たちこそ、より「ほうろう」に近い出口から出ていたのだった。「ほうろう」へ向かったのかもしれない。わすは、改札の所で、しまっておいた一日乗車券が見つからず、手間取ってしまったのだ。ただし、「ほうろう」では見かけなかったような気もする。ていうか、そもそも、人の事にかまっている余裕はなかったから、いた可能性もある・・・。