神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

上海自然科学研究所中央図書室司書西村捨也

 書こうと思ったが、本(『上海自然科学研究所』佐伯修著)がどこかへ行っしもうた。

 本が見つかった!
 引用すると、


研究所図書室司書の西村捨也が、内山書店の老板(店主)内山完造を介して、雑誌『自然』の題字揮亳を依頼したとき、魯迅は55歳(数え)だった。(中略)
一方、題字の直筆は、研究所を退職、帰国した西村捨也により日本へ持ち帰られたが、45(昭和20)年3月10日の東京大空襲のさい、預けられた西村の蔵書とともに、浅草の古書肆「浅倉屋」で焼失している。(中略)

東京生まれの西村は、「沈淪」を訳したとき数えで31歳。(中略)彼は大倉商業(現、東京経済大)卒業後、三菱倉庫に勤めたが、サラリーマン生活が肌に合わず、図書館司書の資格をとり、第一次上海事変直後の32(昭和7)年4月、研究所に赴任した。

 西村って、『間宮不二雄先生喜寿記念図書館学論文集』で「解題目録の特質についての覚書」を書いているみたいだから、だれぞの好きな(?)間宮の弟子かしらん?
 戦後は、どこの図書館にいたのだろう・・・