神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

五百木瓢亭ではなく、五百木飄亭なのだ

佐藤卓己先生が『波』4月号に書いた松本健一『昭和史を陰で動かした男 忘れられたアジテーター・五百木飄亭』(新潮選書)の書評によると、

だが、よほどの正岡子規ファンでもなければ、五百木良三(飄亭)の名を覚えている人はいない。たとえば、ウェブ検索すれば、名前も大半は飄(つむじかぜ)ではなく、瓢(ひさご)で表記されている。右翼浪人の黒幕に、ひょうたん(瓢)のおどけたイメージはいかにもそぐわない。

確かにググると、「瓢亭」が多い。最近出た『京都古書籍・古書画資料目録』13号にも「五百木瓢亭」の短冊があがっていた。

昭和史を陰で動かした男―忘れられたアジテーター・五百木飄亭 (新潮選書)

昭和史を陰で動かした男―忘れられたアジテーター・五百木飄亭 (新潮選書)