佐藤卓己先生が『波』4月号に書いた松本健一『昭和史を陰で動かした男 忘れられたアジテーター・五百木飄亭』(新潮選書)の書評によると、
だが、よほどの正岡子規ファンでもなければ、五百木良三(飄亭)の名を覚えている人はいない。たとえば、ウェブ検索すれば、名前も大半は飄(つむじかぜ)ではなく、瓢(ひさご)で表記されている。右翼浪人の黒幕に、ひょうたん(瓢)のおどけたイメージはいかにもそぐわない。
確かにググると、「瓢亭」が多い。最近出た『京都古書籍・古書画資料目録』13号にも「五百木瓢亭」の短冊があがっていた。
昭和史を陰で動かした男―忘れられたアジテーター・五百木飄亭 (新潮選書)
- 作者: 松本健一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/03/01
- メディア: 単行本
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