神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

福田屋書店から門野普光旧蔵の『清澤満之』(観照社)

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今年も下鴨の納涼古本まつりが近づいてきた。昨年は福田屋書店の200円均一コーナーが水田紀久先生の旧蔵書を放出して圧巻であった。写真の『清澤満之』(観照社、昭和3年9月)は水田先生とは多分無関係で、「門野普光」の旧蔵書のようだ。
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見返しには書き込みがあって、全部は読めないが、昭和3年10月に稲葉昌丸から送られたようだ。
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書き込みした人物「□□光」が門野かは不明。稲葉は本書に今川覚神と連名で「清澤君の事ども」を執筆している。清澤と稲葉は明治14年東京留学を命じられたり、29年寺務革新運動を企図したり、親しかった。門野については、さっぱり不明で、グーグルブックスで検索するとアメリカで布教をしていたようだ。本ノ猪君、暇な時に調べてみて。