2007-04-17 諸岡存と夢野久作(その2) トンデモ 文藝 『夢野久作の日記』(葦書房、昭和51年9月)によると、 昭和10年1月26日 大坂ビル。レインボーグリルに於てドクラマグラ発刊記念会。探偵小説作家。書店、画家。余の親戚関系[ママ]許五十余名。(略)テーブルスピーチ如次。(略)諸岡存(阿呆陀羅経否定*1)(略) 諸岡博士は『ドグラ・マグラ』の発刊記念会にも出席していたのだ。 高村智恵子との関係といい、東洋精神研究会や大直会の創設といい、ネタがあれば、一度特集したいくらいの面白き存在。 *1:原注:精神医学の大家、阿呆陀羅経の中に、精神病院の暗黒性を述べていることを否定したこと。