神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

翻訳家列伝13(その5)


『最新科学小説全集』の翻訳陣には東大出身者が少なくとも4名いるが、京大出身者もいたようだ。
ナースの『憑かれた人』の訳者下島連がそうだ。『遍歴』(南窓社、昭和60年5月)などによると、

下島連 明治41年長野県生。昭和7年3月京大文学部英文科卒。9年〜19年文藝春秋社編集部勤務。30年8月〜46年3月米国大使館USIS編集顧問。46年4月大使館を辞し、亜細亜大学教養部教授、後同大学経営学部教授。61年10月18日没。トインビーの『歴史の研究』の訳者の一人。


斎藤晌との関係は不明だが、石川信夫とは戦前文藝春秋社で同僚だったということになる。
CiNii略歴によると、東大英文科大学院中退でもあるらしい(昭和7年5月入学、8年3月中途退学)。

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ユリイカ』の次号は、藤田和日郎らしい。


先日は誰ぞのいぬ間に東京古書会館へ。古書里艸の目録が山積みされていた。前日には、黒岩さんも元気に(?)神保町に来ていたらしい。