神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

人間長生きすると『新・日本文壇史』が読める


長生きすると、色々なことを見ることができる。
ソ連の崩壊、米国黒人大統領誕生、日本人宇宙飛行士の活躍、日本の政権交代
グイン・サーガの未完も(これは見たくなかったが)。

来年1月から刊行される川西政明『新・日本文壇史』全10巻(岩波書店)もそうだ。伊藤整瀬沼茂樹の『日本文壇史』の志を継ぐという。
いやいや、よほど自信がないと、このタイトルは付けられない。第1巻は『漱石の死』で、3ヶ月に1冊の予定というから、2年以上かかる計算である。それまで、無事に生きてなければ・・・


追記:2巻大正の作家たち、3巻昭和文壇の形成、4巻プロレタリア文学の人々、5巻昭和モダンと転向、6巻文士の戦争、日本とアジア、7巻戦後文学の誕生、8巻女性作家の世界、9巻大衆文学の巨匠たち、10巻日本文学から世界文学へ。大正5年の漱石の死から、1970年代初めの小林秀雄井上靖の死による文壇の終焉までを書き下ろすという。