神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

里見とんと村井弦斎


里見とんも村井弦斎を読んでいたようだ。里見の自伝的小説「二十五歳まで」に弦斎の『飛乗太郎』(春陽堂明治30年7月)が出てくる。

私と同年の信三といふのが土地の小学校に出て居た。私はこの小年が学校からヒケて来るまで、家で独りでぐづぐづして居た。その時分二十歳ぐらいになる娘が、母親の手伝などして、まだ家に居た。この人の貧しい書庫から、私は「飛乗り太郎」とか「片耳」とか云ふ小説を借りて見た。暇な時には、その人が読んで聞かせてくれた。


学習院に入った年の冬に父に連れられて鎌倉へ行っていた時の出来事とされているので、明治30年のことと思われる。

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『いける本・いけない本』(ムダの会、2008年12月)で栗原裕一郎『<盗作>の文学史』を「いける本」に選んでいたのが木下信一(翻訳家)、竹上晶夫。内堀弘『ボン書店の幻』を選んでいたのが、佐藤美奈子(フリー編集者)、小林章夫上智大学)。神谷竜介(千倉書房)は田中貴子『セクシィ古文!』を「いけない本」に選び、「出版社の持ち込んだ企画だろうが、著者がこの仕事を受けた理由が本当に分からない」と厳しい意見。

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誰ぞに負けとる。→「http://tophatenar.com/view/shomotsubugyo」と「http://tophatenar.com/view/jyunku」。

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出版ニュース』1月上中旬合併号で来年の執筆予定を見る。黒岩比佐子さん、小谷野敦氏、佐藤卓己氏、岡崎武志氏、安藤礼二氏、武藤康史氏、井上章一氏などなど。 皆さん空手形にならぬやうがんばりませう。


エスクァイア日本版』を見る。往来堂書店、ガケ書房恵文社書店が出てた。