神智学者アニー・ベサントの死が『大亜細亜主義』1巻8号(昭和8年12月1日)の「印度情報」欄で報じられている。
アンニ・ベサント夫人逝去 愛蘭婦人にして、自由主義的立場より、印度自治に同情し、かつては印度国民会議々長をつとめたことあるアンニー・ベサント博士は、去る九月逝去した。後年夫人は印度に於ける神学界に貢献する所少くなかつた。
かつて、リシャールからベサントの話を聞いた秋田雨雀は夫人の死を知ることはできただろうか(昨年8月13日参照)。
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二階堂黎人『稀覯人の不思議』を読む。一度読みかけてやめてしまったのだが、誰ぞが読んだらしいのでわすも完読。いつのまにか光文社文庫になっていたらしい。ミステリーとしてはちょっと無理な所はいくつかあるが、古本マニアの生態が笑える。わすも誰ぞを×して、大東亜ト本を奪うか(笑
内澤旬子さんのブログが引っ越していた。→「http://kemonomici.exblog.jp/」
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笙野頼子『おはよう、水晶-おやすみ、水晶』(筑摩書房)が出てた。当初の予定より遅れたようだ。6月28日参照。なお、「訴訟予告」とは猫猫先生のことであった。
『中央公論アダージョ』は「樋口一葉と春日を歩く」。そろそろ谷崎潤一郎が出てきてもよさそう。なお、前号は「太宰治と五反田を歩く」。