高村光太郎も歌舞伎座で村井弦斎原作の「櫻の御所」を見ていた。光太郎の日記「彫塑雑記」によると、
明治37年4月11日 午後一時三十分より開場の歌舞伎座へゆく。(略)狂言は弦斎の櫻の御所、鴎外の日蓮辻説法、二番目は戦争物也。八百蔵の日蓮は案外に見られたり。梅幸の小櫻姫もまづよき方なるべし。米斎の画割はよかりき。
梅幸を楽屋に訪づる。今度はあまり活発過ぎて等申しをりき。
夜九時戦争の馬鹿馬鹿しきは皆まで見ず帰る。
同じ頃、志賀直哉や正宗白鳥も鑑賞している。2006年7月28日、同年8月3日参照。
←岩波書店さん、そろそろ文庫化しないかしら。
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「北方人日記」が再開されました。
『国文学 解釈と鑑賞』2月号の紅野敏郎「本・人・出版社」は、堺利彦の『売文集』。
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紅野敏郎『文芸誌譚』所収の「「表現」百田宗治・宇野浩二・広津和郎・芥川龍之介ら」によると、『表現』2巻10号(大正11年10月)に里見とん「白酔亭漫記」が掲載されているらしい。『新小説』7月号まで連載されたものの続編かしら。
以前(昨年5月20日参照)言及した南陀楼さんが編集した『ベスト・オブ・谷根千 町のアーカイブス』(亜紀書房)がとうとう出るらしい。→「http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20090112」