神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

ますます古本臭くなってきた『ちくま』


林哲夫氏が表紙を描き、表紙裏にも「ふるほんのほこり」を執筆している筑摩書房のPR誌『ちくま』2月号は、いよいよ古本臭くなってきたぞ。今回の表紙は、「讃州堂書店」。また、連載中の荻原魚雷氏の「魚雷の眼」は新居格の話。新たに市川慎子さんのコラム「モダンガールの実用本」も加わった。森川嘉一郎氏の「オタク文化の現在」には、書物蔵さん既報の漫画図書館計画の詳しい話が載っている。後世の古本者は、黄金期の『ちくま』と呼ぶことになるであろう。


(参考)本誌の「全集・シリーズの刊行予定」に、『柳田國男全集』第22巻は「当初の予想以上に時間を要しております。本年初夏の刊行をめざしております」とあった。