細江先生はとっくに読んでいる思われるが、岡村春彦『自由人佐野碩の生涯』に小野法順が出てきた。
碩は、この「滞在延期」を有効に生かした。彼はプロキノなどの日本の映画人たちや、元後藤新平の秘書で早川雪洲と深い接触があった小野法順という人の人脈を通じて、ハリウッドのさまざまな映画人と知り合い、撮影現場や撮影所内をくわしく見ることができた。
佐野が小野を知っているのは、佐野の母静子が後藤の長女だった関係である。また、佐野学は、碩の叔父(父彪太の末弟)に当たる。
小野は、知恩院の坊主から、後藤の秘書となり、その後は、麻布区会議長となったと思われる人物である。遺品が残っていれば、色々な発見ができそうだ。
(参考)2007年9月29日、2008年3月4日
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『ちくま』に『柳田國男全集』22巻が「本年初夏の刊行を目指しております」との案内。昨年も同じようなことを言っていたような気がする*1が、今度は大丈夫?
同誌の林哲夫「ふるほんのほこり」に黒岩さん(とは書いていないが)の話が登場。
R25に「弁当の路上販売」の話。いつぞや、神奈川県庁の周辺も問題になっていたような。