ツイン21古本フェアも今日で終了。最近急成長中の「ゆずぽん」なる強敵が油断してる(?)間に色々ゲットぢゃ。
池崎書店出品では
『本箱』(本箱編集室、平成14年9月)・・・大阪古書会館の古本大学でモズブックスさんが大阪の古書店マップが載っていると紹介しているのを聞いて欲しいなあと思っていた一冊。1000円。
『書物倶楽部』1巻2号(裳鳥会、昭和9年11月)・・・編輯兼発行人は秋朱之介。1000円。
最近注目の古書あじあ號の200円均一コーナーでは『創立十周年記念誌 附組合員名簿』(湊川西洋料理酒場喫茶業組合、昭和12年3月)を。神戸市湊川警察署管内の西洋料理、支那料理、喫茶、酒場の営業者組合創立10周年の記念誌。新書サイズ。戦前の神戸の喫茶店というとカフェーガス*1くらいしか浮かばないが、本書の組合員名簿により神戸市の一部の地域に限られるが喫茶店の屋号、経営者、住所がわかる。ただし、屋号の記載はあっても業態の種別がないので、たとえば田中屋喫茶店(原口定吉、古湊通)のようなものは喫茶店とわかるからよいが、神戸人(三田裕子、中町通)のようなものはどういう種類の店かわからない。いつか何かの調べ物に使えるかもしれないと購入。こういうものの京都版が落ちてないかなあ。
それと伊達俊光『大大阪と文化』(金尾文淵堂、昭和17年6月)も。裸本で線引きもあって状態はよくないが、なんせ200円なので拾っておいた。
あと、古書あじあ號で見つけた『静宇文庫図書目』1000円は別途紹介予定。
ロビンの古本屋からは『青洲文庫古板書目』(渡辺信、明治39年)・・・300円。
そのほか一冊堂が戦前の東京、名古屋、大阪、広島の古書目録を色々出していたので、二冊だけ。大阪の『古書目録』32冊(荒木伊兵衛書店、昭和8年2月)と広島の『集籍散書』1の1(小早河書店、昭和11年2月)を。後者は『日本古書目録大年表』(金沢文圃閣、平成27年1月)に記載なし。
*1:「神戸におけるバハイ教徒と箱木一郎」参照