寿岳文章が残した「20世紀の和紙」と手漉紙をめぐる世界の状況に関する国際シンポジウムが10月16日(土)に開催されるようだ。詳しくは、「催し物案内/京都府向日市ホームページ」参照。私もオンライン配信の方を申し込んだ。まだ空きがあるが、早めに申し込みましょう。
向日市文化資料館では、関連特別展として「寿岳文章 人と仕事ーー向日庵と和紙の旅ーー」が10月24日(日)まで開催中。先日観てきました。昨年度開催された同名の展覧会と概ね展示品は同じである。柳宗悦の寿岳宛書簡(昭和34年、ネパール・カトマンズの紙同封)や『新版・絵本どんきほうて』(吾八、昭和51年)など新規の出品もあり、前回観覧した人でも楽しめる内容であった。前回貧乏で買えなかった『寿岳文章の集めた和紙:『紙漉村旅日記』から』(兵庫県多可郡多可町、平成28年6月)、2000円を購入できた。
なお、新村出記念財団では所蔵する寿岳の新村宛書簡や新村の寿岳宛書簡の大部分の画像を公開した。研究の進展が期待される。→「◆新村出と寿岳家の人びととの間の書簡 | 一般財団法人 新村出記念財団」