谷崎潤一郎の妻千代に言及した書簡がどこかにあったはずだと思って探したら、ようやく見つかった。
萩原朔太郎の北原白秋宛大正4年6月5日付け書簡*1によると、
谷崎潤一郎氏の新夫人は昨年まで前橋の花柳界にて初子*2と名乗り第一流中の第一位の美妓として名声高かりし人なり、小生も五六回よんで一所に酒をのんだことがある、当地の藝者にては比較的新智識あり且つ品性高潔にして江戸式の美人です、小生のことはよく知つて居る筈です、
参考:前橋文学館で「文人の直筆展」(第一部 萩原朔太郎:3月15日(土)〜4月20日(日)、第二部 前橋の文人たち:4月26日(土)〜6月8日(日))開催。
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『彷書月刊』3月号の「尋ね人の時間」で河内紀氏が深尾重光『南海の明暗』(アルス、昭和16年3月)を紹介しているけれど、深尾については一昨年5月28日、昨年7月5日参照。