神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

谷崎潤一郎

関西文化の日だが・・・

昨日から、関西文化の日ということで、近畿の美術館・博物館の常設展などが無料(特別展も無料の所があり)。今日はどこへ行こうか。でも、雨だすね・・・ 先日の「文化の日」には、無料と勘違いして芦屋市谷崎潤一郎記念館に行ってしまった。300円損した!…

谷崎潤一郎と野上彌生子

野上彌生子の日記や書簡には、多彩な人物が登場して多少楽しめた。 谷崎潤一郎の名前も登場するので、その一部を紹介すると、 昭和32年1月1日 ラヂオ年賀状といふので、いろいろな人の声をきく。谷崎潤一郎の調子がすつかり下町のおつさんなのに一寸おどろい…

上機嫌のかげに弦斎あり

『文學界』で連載中の、小谷野敦・黒岩比佐子*1のお二人。サントリー学芸賞受賞という共通点の他に、小谷野=谷崎潤一郎、黒岩=村井弦斎というそれぞれの研究対象でつながっている。 黒岩さんの『『食道楽』の人 村井弦斎』に記されているが、谷崎は弦斎の…

ヨコジュンもビックリ!?岩野泡鳴の日記に薄井秀一登場

ヨコジュンさんが、『明治時代は謎だらけ』などで、夏目漱石に山中峯太郎を紹介した人物として、その足跡を探求した東京朝日新聞記者薄井秀一。 その薄井を岩野泡鳴の日記*1大正6年4月3日の条に発見。 新潮、小此木、前島、天弦、中央新聞を訪ふ。薄井(秀)…

 『評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭』(峯島正行著)から

新潟県長岡へ疎開したまま、帰京していない父の水島爾保布に手紙を 出して、佐藤春夫への紹介状を書いて貰った。 (中略) その時、佐藤は凡そ、次のようなことを言った。 「自分の弟子筋に当たる男に大坪砂男という男がいる。(中略) 大坪を君に紹介するか…