『みすず』1・2月合併号は、「二〇一〇年読書アンケート」特集。黒岩比佐子さんの『パンとペン』(講談社)をあげた人は、
・名和小太郎(情報システム論)
・原武史(思想史)
・鎌田慧(ルポライター)
・長谷正人(映像文化論)
・松尾尊兌(日本近現代史)
・石原千秋(日本近代文学)
・巽孝之(アメリカ文学)
・丘沢静也(ドイツ文学)
このうち、原は「本書で言及された松本清張につき、電子メールで質問が来たのに、きちんと答えることができなかった自らの不明を恥じるほかはない」と悔やんでおられる。また、石原は「僕がいただいたメールには「これが最後の本になるかもしれず」とも、「身体さえ健康であれば、いくつも書きたいことがある」ともある。もちろん、「いくつも」書いてほしかった」と。