「daily-sumus」氏(1月22日分)が紹介していた神戸新聞1月19日夕刊に、黒岩比佐子さんについて「逝去される半年くらい前であっただろうか、「古書をすべて処分しようと思う」、と突然に電話で伝えてきた。声に力がない」とある。結局、本の処分は思いとどまるのだが、どういう思いだったのかと考えると悲しくなる。
また、黒岩さんは、「古書の森に魅せられて」『神田神保町古書街ガイド 吟遊書人』(毎日新聞社、2006年12月)に、6年ほど前のこととして、
そんなある日、古書好きの人に誘われて、初めて東京古書会館に足を踏み入れた。古書会館ではほぼ毎週末、古書即売展が開かれていて一般人でも買える、と教えてもらったのだ。
と書いていたが、上記新聞記事により、これが中島俊郎先生のことだと判明した。
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早速、横田順彌『近代日本奇想小説史 明治篇』の書評(張競氏)が毎日新聞に出た。「著者は驚異的な精神力で浩瀚(こうかん)な書物を読破しただけでなく、自ら古書店をまわり、市中に散佚(さんいつ)した書籍を精力的に集めている。埋もれた作家を掘り起こす点で、本書に高い資料的価値があるのも、そのためである」と。
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