亡くなられた栗本薫が森茉莉の影響を強く受けたことは本人が何度も書いているが、谷崎潤一郎の著作も愛好していたらしい。『翼あるもの』(文春文庫、1985年5月)の「文庫版のためのあとがき」によると、
私の中には、健全と頽廃、剣と魔法、西洋崇拝と日本回帰、つねに二律背反があります。SFを愛し、一方で谷崎と森茉莉を愛し、−−パール・バックに憧れ、同時に竹久夢二とサドにひかれる。
ここに挙がっているほか、国枝史郎(『神州纐纈城』)やハワード(コナン・シリーズ)、ハガード(『洞窟の女王』)なども愛好していたことは知っていたが、谷崎潤一郎も愛していたのだね、栗本さん。
グイン・サーガの第127巻『遠いうねり』が出ていた。4月29日(昭和の日)付けの「あとがき」を読んで、心の中で泣いた。
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なんか面白い「人間関係図」。「青年図書館員聯盟」が出てくる。→「http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/tenj_img/no54_18.pdf」(大阪府立中之島図書館の「登尾源一の住宅改造会・新興実業社と同時代の雑誌」展の展示資料らしい。)