神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

永井荷風にも接触していた伊藤武雄


伊藤武雄は、永井荷風にも色々教えてあげていたらしい。『断腸亭日乗』によると、

昭和9年8月26日 晡時伊藤武雄といふ人来り余が旧著下谷叢話百廿六頁中の記事につきて教へらるゝ所あり(瓦雞鳥居氏明治廿三年二月九日歿。法名大保院雄道瓦雞居士。墓在谷中天眼寺。)(略)
伊藤武雄 帝室林野局事務官渋谷区豊分町二番地住


   10月21日 [朱書]雑誌掃墓 麹町内幸町一ノ三東京名墓顕彰会
        [朱書]伊藤武雄 渋谷区豊分二(掃墓寄贈者)


   10月29日 午後留守中伊藤武雄氏来訪。其著読書会心抄を贈らる。
        [朱書]伊藤武雄 渋谷豊分町二番地
        [朱書]金雞学院 小石川区原町十二番地

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NDL−OPACによると、『復刻版 神の國』(八幡書店、2005年)は「利用できる資料はありません」という。


1 職員が盗んだ。
2 戻す場所を間違えて、館内で所在不明になっている。
3 某議員が借りっぱなしで返さないまま、亡くなった。
4 法務省が閲覧禁止を要請してきた。
5 一般閲覧者による無断持ち出し(借りた本人が持ち出すことは一応不可能だが、他人が借りたのを盗めば持ち出しは可能)


さて、上記のうち、どれでしょう(笑)