神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

 帝国図書館司書大田榮太郎って何者だ?


 天津教事件に関して、昭和17年12月14日、東京控訴院で、帝大教授橋本進吉、文学博士狩野亨吉、帝国図書館司書大田榮太郎、出版業高畠康次郎の4名に対し、証人訊問が行われたという(『神代秘史資料集成 人之巻』中「天津教事件の控訴公判開廷状況」(『特高月報』昭和17年12月分「宗務運動の状況」)による)。


 橋本については、2月4日に言及した人。狩野については今更言うまでもない人物だろう。竹内文献の信奉者には不倶戴天の敵。高畠は信奉者。


 残る、大田って、何者だろう。おそらく、橋本や狩野と同じく、竹内文献に否定的な証言をしたのだろうが、内容は不明である。


ちなみに、天津教事件は、昭和19年12月1日、大審院(現在の最高裁)裁判長三宅正太郎により無罪判決が出されている(『神代秘史資料集成解題』(大内義郷著))。


追記:くうざんさんから大田は方言文献収集家と教示を受けた。そういえば、竹内文献に方言が出てくる(教祖は富山県出身)という話があったから、大田は竹内文献中の用語における方言について証言したのだろうという推測が成り立つ。