神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

今井兼次とお茶の水図書館


今井兼次という建築家がいる。早稲田大学図書館(現、 早稲田大学會津八一記念博物館)、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館などの設計や、戦前からシュタイナー建築に注目していたことなどで知られている。この今井の昭和16年の絵日誌が公刊されている。

昭和16年6月30日 主婦の友社社長計画の婦人図書館設計を江口義雄君依頼されたるによりその計画を加勢するため創案数種中より一種を選びて三十度二分の猛暑中製図す


移動図書館*1、じゃなかった、婦人図書館、キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━.
ていうか、これは戦後実現することとなるお茶の水図書館のことみたいだす。

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ケート夫妻については、赤司繁雄『自由基督教の運動 赤司繁太郎の生涯とその周辺』の104・105頁にも出てた。もっとも、同書にはリシャールは出てこない。

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2ちゃんねるに先を越されたが、猫猫先生がたうとう新潮新書に侵出、じゃなかった、進出。『『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内―』を今月15日に発行という。『出版ニュース』1月上・中旬合併号で予告されていた日本人が読むべき古典文学案内と思われる。他に予告されていたのは、『美人好きは罪悪か?』(おそらくちくま新書とのこと)、小説集(既刊の『美人作家は二度死ぬ』のことか?)、『人文学者の悲哀』。最後のタイトルは、2ちゃんねらーにネタにされそうなタイトル・・・


『新潮』5月号にて、黒岩さんの「講演の名人になるには」を読む。岡崎氏とのトークは聴いたことはあるが、講演はまだ未体験。

*1:「書物蔵」(http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20090406)を見よ。この人は、いったい何者だらう。