「古本邪鬼」こと横山茂雄氏が大塚英志氏と対談を行っていた*1。
横山 (略)僕がやってきたことを人に説明するのはなかなか難しいかもしれない。本業は英文学なんですけれど、オカルティズムについては十代後半、現場に足をつっこんでいまして。十九世紀にヨーロッパとアメリカでオカルティズムの大復興の動きが起きてるんですが、その流れをなんとか理解したいと考えて研究しているうちにオカルティズムというのはright wing=右翼系との親和性が極めて高いことに気づいた。
(略)
横山 幸田露伴の取り巻きの一人に、ムー大陸に凝った人がいて、露伴も確かにその人から話は聞いているはずなんですよ。どう思ったかは分かりませんが。ムー大陸っていったら例の大陸書房の、チープな本のイメージだと思うんですけれども(笑)、ムー大陸の初版本ってハードカバーの豪華な本なんですよ。図版も立派なもので。だから当時、外国から取り寄せた人は、ひょっとしてこれはまともな本ではないか(笑)と思ってしまった。
露伴の取り巻きで、ムー大陸に凝った人とは、一昨年6月15日に言及した片岡貢司だろうか。
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誰ぞは図書館サミットかすら・・・
佐伯順子『「愛」と「性」の文化史』(角川選書)が出てるらし。