『文章世界』10巻11号（大正4年10月1日）中の「文界消息」によると、パリ滞在中の島崎藤村後援のため、田山花袋、中澤臨川、馬場孤蝶、戸川秋骨、蒲原有明、小山内薫、有島生馬らが発起者となって、藤村会が設立された。また、「藤村会清規」によると、藤村の友人、愛読者をもって組織すとのことで、他の発起者としては、
生田長江
原田熊雄
徳田秋江
岡田八千代
岡田三郎助
和田英作
和辻哲郎
鏑木清方
與謝野晶子
與謝野寛
吉井勇
吉江孤雁
谷崎潤一郎
長田幹彦
長田秀雄
中谷徳太郎
中村武羅夫
中村不折
中村星湖
上田敏
内田魯庵
野上彌生子
野上白川
野口米次郎
窪田空穂
久保田萬太郎
前田晁
丸山晩霞
正宗白鳥
後藤末雄
江口定條
有島武郎
秋田雨雀
里見とん
佐々木信綱
木村荘太
水谷竹紫
平田禿木
森林太郎
鈴木三重吉 など
谷崎、後藤、和辻、木村は、藤村が第二次『新思潮』（明治43年9月〜44年3月。編集発行人は小山内薫）の顧問だった関係か。大貫晶川も生きていれば参加していたことだろう。
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