中田邦造と折口信夫（その２）

昭和20年8月15日のその日、日比谷図書館長中田邦造が折口信夫邸にいたことは、6月21日に言及した（7月18日も参照）。それに関する記述が「秋岡日誌」（『秋岡梧郎著作集』）に出ていたので補足。秋岡は日比谷図書館で管理掛長をしていた人物。

昭和20年7月23日　（略）
　　　　　　　　　六、館長[中田邦造]ヨリ下令
　　　　　　　　 （略）　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　４.沖縄文庫ニ関スル件　柳田国男氏ヲ中心ニ

　　　　8月13日　○慶応義塾大学折口信夫宛書状預り
　　　　　　　　（住所ヲ確メテ来ルコト）

　　　　8月14日　○出張
　　　　　　　　（略）
　　　　　　　　福原−折口氏宅へ

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佐野眞一『阿片王　満州の夜と霧』（新潮文庫）。大幅加筆よりも、人名索引が付いたことがありがたい。もっとも、単行本の時から付けておいてという気もするだすね。

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某医師、『婦人世界』の執筆者だった。もっとも、村井弦斎の死後だが。