拝啓 故国木田独歩の墓碑未建設の事に及ばざるは同人等の遺憾に存ずる処に候 此度小生等思ひ立ち右墓碑九月末日までを期して建設仕度企申候(略)其結果大兄に金拾円の御寄付を乞ひ申候(略)
大正元年九月一日 中沢臨川 押川春浪 小杉未醒
独歩の墓は青山墓地に作られた。高さ一・六メートルの白御影石で、表に花袋の筆になるという「独歩国木田哲夫之墓」の文字、裏面に「明治四十一年六月二十三日」という命日が刻まれている。建立の年月日は刻まれていない。墓碑が大正元年九月以降に臨川・春浪・未醒の三人が発起人になって花袋らの寄付によって建立されたものだという資料は他に見当らないので、貴重である。
独歩の墓の精確な建立年が不明というのは、意外だ。完成時に式典は行われていないのだろうか。
墓の現状については、「古書の森日記6月24日分」参照。
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『週刊読書人』5〜7面に「特集 全集・講座・シリーズ」として、岡崎武志・永江朗対談あり。
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『中央公論アダージョ』は「三島由紀夫と馬込を歩く」特集。
7月19日から松山市立子規記念博物館で「反骨のジャーナリスト〜陸羯南・宮武外骨・黒岩涙香〜」展開催。さすがに遠くて行けないね。