神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

鈴木大拙と秋田雨雀


鈴木大拙にはあまり関心がなく、はほへほ氏が行った大谷大学博物館の「大拙展」も行かなかったのだが、今にして思えばのぞいておけばよかったか。


秋田雨雀の日記には、鈴木大拙も出てくる。

大正6年9月26日 スエデンボルグや老、孫、曹子などの講義を買い求めた。


   10月8日 夜、スエデンボルグと平塚女史の「現代と婦人の生活」を読んだ。


   10月12日 夜、スエデンボルグの「天界と地獄」(七拾五銭)「新エルサレム」(四十銭)をかりてきた。「天界の言語」を読んだ(七八頁)。面白い。


   10月13日 スウェデンボルグの「天界の文学」を読んだ。


   11月10日 夕方約束した鈴木大拙氏を学習院に訪う。(略)よく見る四十五、六の人であった。スエデンボルグ・ソサイテイの紹介をくれた。


   12月15日 六時ごろ歯科医専の「共鳴会」へ行く。(略)武田医師、松井君、多田君などもいた。加藤一夫、(文明の帰趨と平民)山宮允(アイルランド文明)ぼくは(スエデンボルグの結婚説)を講演した。比較的静かにやれた。


  7年3月31日 鈴木大拙方でバハイの会合があった。バハイズムの出版について五百円ばかり金が出るらしい。鈴木夫人と息子のアランさんにもあった。


(参考)ma-tango氏のブログ。そう言えば、鈴木も『世界聖典外纂 』に執筆(「スヱデンボルグ」)していたのであった。

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東京メトロの「副都心線」。要町の「ブ」、池袋の「ジュンク堂」・「リブロ」、雑司が谷の「古書往来座」、西早稲田の「古書現世」、新宿三丁目の「ジュンク堂」・「紀伊國屋書店」をつなぐことになる。退屈男さんのための新路線みたいだね(笑