神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

慶應義塾図書館の国分剛二と三田村鳶魚


2月22日に言及した慶應義塾図書館員国分剛二が、三田村鳶魚の日記*1に登場していた。同図書館の井上芳郎が柳田國男の『炭焼日記』に出てくることは9月21日に紹介したけれど、こういう著名でない図書館員の名前を見つけて記録しておくのも何か意味があるかもしれない。

昭和12年10月25日 麻布笄町三一、山田伯爵邸に庄田三平氏を訪ひ、戊辰戦史について承る。此伯爵家は長人顕義の後にして、当主は会津の現子爵の弟也、配致の妙を感ず

    10月26日 ○庄田氏より、芝三田慶応図書館主任、国分剛二氏を訪ひ、庄内の事を聞くべしと申来る。

    10月30日 吉田書店より慶応大学図書館、国分剛二氏を尋ね、張込を借りて帰る。

    11月5日 弥生町へ錦絵を送る、国分氏へ張込返送。

*1:三田村鳶魚全集』第27巻