神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

京都大学UFO超心理研究会の機関誌『宇宙波動』

京都大学UFO超心理研究会は、昭和48年浅井総一氏*1らにより創立された。機関誌『宇宙波動』は、翌49年2月創刊。22号(60年11月)まで発行が確認できる。
さて、19号(54年10月)を見てみよう。京大らしく、アカデミックな記事が多く、ニコライ・A・コズイレフ著、宇高政道訳「時の属性(最終回)」などは文系にはさっぱりわからない。そんな中では、「昭和53年度卒業生インタビュー」(聞き手の一人が吉永進一氏)が面白い。

F(深川):(略)僕が入学しましたのは昭和48年(拍手)。UFO気ちがいで、入学の時からこんなサークルを探していたけど発見できず、9月頃、E号館にポスターを発見しました。それが浅井総一氏(注2)の京大UFO超心理研究会創設のポスターでした。浅井さんは、会った時からぱっとなつかしさを感じるような人で、一晩で意気投合しました。
(注2):クラブの創設者、初代代表
F:浅井さんの下宿が変わっていて、そこの大家さんがUFO 研究家で、CBAからアダムスキー派になった人で、そこには森田健*2(青パッチ)沖*3(オーラ見者)児玉氏ら、のちの関西系UFO ゴロ、オカルトゴロの卵たちが、ゴロゴロしておりました。そのメンバーで、11月祭でUFO展をやりました。(略)そのころ、月・水・金に、UFO、反重力、テレパシーという3つのゼミをシビアにやっていました。
(略)
F:そして、2回生になって新入会員。登田君、横山君、楢崎君など。

「横山君」というのが、稲生平太郎こと横山茂雄氏だろうなあ。


*1:卒業者人名録によると、昭和52年理学部数学科卒。

*2:正しくは、守田健。

*3:井村宏次『サイ・テクノロジー』(工作舎1984.7)89頁にオーラ視能力者として登場する沖昌克か。