芥川龍之介が高浜虚子に俳句の指導を請うた書簡が発見されたとのニュースがあった。大正8年6月27日付で「篠懸の花さく下に珈琲店(カツフエ)かな」という句もあったという。大正8年6月というと、その前月の5月26日に芥川は谷崎と神保町のカフェーに行ってまもない時期だ*1。果たして、その店のことを一句にしたのだろうか。ただし、春の季語である「篠懸の花」を使うのには無理があるか。
なお、大正9年5月26日付読売新聞によると、最もよく整理されている街路樹として、銀座、小川町通りの公孫樹とともに、下谷徒町、赤坂溜池通りの篠懸木をあげている。
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以前話題にした*2「どりこの」が本になった。

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