神保町系オタオタ日記

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黒岩比佐子「人生最後の一冊」が『読書のとびら』(岩波文庫)に

読売新聞「よみうり堂から」は、14日にあった「語り継ぐ 黒岩比佐子の会」の話。
・健康優良児時代の写真、遺著『パンとペン』の講演の際の完全原稿メモを公開。
・小学6年の時に作った「わが生い立ちの記」が、400字詰め原稿用紙で135枚。写真、図版も織り交ぜた記録で、ひときわ目をひいた。
・「そうだ、私は作家になりたい」との大学時代の作文も印象的。

という。私が「古書の森を遊泳する女性飛行士」や「黒岩比佐子さんの最後の一冊」で言及した黒岩さんのエッセー「人生の最後の一冊」にも言及されている。岩波書店の無料の小冊子『読書のすすめ』第12集(2008年5月)に掲載されたものだが、今月刊の『読書のとびら』(岩波文庫)に収録されたという。あらためて黒岩さんが墓碑銘に彫ってもらいたいと書いた「本を愛し、臨終の瞬間まで本をはなさなかった」という言葉に込められた思いを噛み締めたい。

なお、この会には出席できませんでしたが、日程の案内のメールをいただいた某氏にはあらためてお礼を申し上げます。

読書のとびら (岩波文庫)

読書のとびら (岩波文庫)